彼女と喧嘩した
その内容はこうだ。
彼女が引っ越ししたいと言った。
彼女にはお金がない。
オレに出せと言っているのと同じである。
オレと彼女は金銭感覚がかなり異なっていた。
オレはせこいのである。
オレは拒否した。
それで喧嘩である。悲しい喧嘩だ。
金銭感覚がおおらかな人は、せこい人が嫌いである。ただ、お金に困っていることも多いものである。昔から「金持ち喧嘩せず」という。貧乏だと喧嘩が絶えないが、高給取りにもスッカラカンで、喧嘩やトラブルが絶えない人もいる。つまり、入ってくるよりも、出すほうが大切なのだと思う。「欲」を制御する心。「小欲知足」
これが、私たちには難しいのですが。
凡夫というふは、無明、煩悩われらが身にみちみちて、欲も おほく、瞋り腹だちそねみねたむ心多く間(ひま)なくして、 臨終の一念に至るまで、とどまらずきえず、たえず
ありとキリギリスの話を思い出すのである。