ベンチに座っていたら、カマキリさんが遊びに来ました
軽やかに生きる。
自分は古くからコンピューターに触ってきたので、それにたとえて話ししてみたい。
あまり昔だと(マイコンと呼ばれていた時代)、パソコンの性能が低くて、特にできることが少なかったので、MS-DOSというものが主流だった時代のことを話す。日本で言うと、PC-9801が幅を利かせていた頃の時代だ。
日本語ワープロや、表計算ソフトというものが出てきて、仕事場にもパソコンが入ってきた。
その頃はマウスとかもなく、テキストベースでOS(基幹ソフト。今でいうとwindowsとかMacOSとかのこと)が動いていた。その時のパソコンはまだまだ能力が低く、ソフトウェアもとても軽かった。
たとえば、今はスマホに32ギガのSDカードが入っているが、その容量はPC-9801のフロッピーディスクが、320万枚入るはずである。
だが当時はワープロがフロッピーディスク一枚で動いていたのだ。
それでいて、基本的な機能はほとんど搭載し、堅牢(途中で止まりにくい)、軽い(とにかく動作が早い)という特徴を備えていたのだ。
軽い、と言う事は、「早くて堅い」ということも意味していると思う。
あれもできたらなぁ、これもできたらなぁ、と言う人々の願い(欲望)を吸収してOSも肥大化していったのだ。そのぶん、動きも遅く、脆弱。それを抑えるために、ますますメモリを増やし、CPUを高速化。だんだん重装備になったのである。荷物が多すぎるのである。
わけのわからない例えになったけど、
つまり
「生きていくのは軽いほうがいい」
ということ。です。
機械も人間も、基本的に変わらんと思うなぁ。
ロータス 1-2-3 R2.1J for NEC PC-9801 デモ (1987) - YouTube
おわり