オレは職場で吸引という医療行為の講師をしている
看護師さんは法的に医療行為を行うことが認められているのだが、その医療行為ができるのは法律で医師と看護師に限られている(と思う。ごめん)
が、超高齢社会に突入し圧倒的に吸引という医療行為が求められることになったのである。簡単に言うと高齢者の増加である。しかし、看護師の資格は取るのが難しく、その人数が制限されている。また、有資格者に女性が多いため戦線離脱の割合が高く、社会が求める人数に達していないのが現状である。
そこで困った国は、施設で働く介護士さんなどに、資格を持った人の指導のもとで研修を行えば、一定の吸引をしてもいいという方針に舵を切った。それでオレはこういうことをしているのだ。
で、いまは3人ほどの介護士さんの面倒を見ている。
みんな優秀で特にオレは苦労したこともないのだが、問題なのはそのなかにオレの彼女が含まれていることなのであった。
自分は礼節を重んじるタイプなので「親しき中にも礼儀あり」これは当然だと思っている。
ところがオレの彼女は「学ぶ姿勢」というものがなっていなかった。学ぶ姿勢、という抽象的な概念の定義が人によって違うというのを考慮しても、オレは始める前には「お願いいたします」、終わったあとには「ありがとうございました」を心から言えるのが学ぶ姿勢だと思うんだけど。
ただ、オレにとっての当たり前は、他者にとっては当たり前ではないのである。
そこを注意すると彼女は軽くあしらった。自己中心なのはいつものことだが。
で、「あなたのような人間には教える気が起こらないので、別の講師を探すように」と言ったのである。で、険悪モード(^o^)
まあ、学ぶ方も職場からやれっ!て言われて面倒くさいことを一生懸命しているのだろうし、なんでオレが頭下げないといかんのか、とか思うのも人間だと思うが、教える方も人間だからねぇ。
その摩擦を減らす一つの手段が、礼節、というものなのかもしれないね。
今日の歌
これも、物語のようになって面白い歌。
かなり、いい歌だよ。聞いてみてね!(本人歌唱は著作権ブロックがかかっていました)
おわり