経営者に仕事前に呼ばれた。
今年の辞令、なるものを手渡される。まあ、内容は昇給のことだけが書いてある。
あわせて、看護の長にならないか?との話であった。
オレは、前々から言われており、あっさり「イヤです」と断る。
オレは長い間、おばさんたちの間で生活してきたが、おばさんたちは「出るものを叩く」傾向が強い。医者いじめとかするのが好きな生き物であり、オレはそれが好きではなかった。オレはお医者さんが誰であろうと尊敬しており、人のあら捜しが嫌いであった。こういった人々を取りまとめる力はオレにはないし、それに「イヤである」
医者いじめの村があったが、ああいう感じなのである。
前任者がやめて、そのあと、ずっと長がいない状態なのであった。
オレの目的は適度な賃金をもらって安定して暮らすことであり、できるだけ人の妬みなどを買わないように生きていきたいのであった。
オレにはわかっていた。
女性は賢いし、オレはそれに学んできたつもりだ。
「賢きものは小さくなる」に限るのである。
おわり