写真の本を読んでいた。
龍谷大学という大学の名誉教授も務められた方が書いた本なのだけれども、とても厳しい。
お念仏というものに人生を捧げる覚悟がないとできない。
オレは、まだまだ自然にお念仏が出てくる域に達しておらず、自分で阿弥陀様を意識して初めて、阿弥陀様がそばについていると自分に言い聞かせているような状態である。そのときにはお念仏を「唱える」が、それはあくまで自力の段階であって、本当のお念仏とは言えないのではないか。ただ、かろうじて、「お念仏しなきゃ」と思わせているのは阿弥陀様の力だという自己中心的な考えで、どうにか他力とみなしている状態であり、本当の信心とは程遠い状態であると思うのだ。
お念仏ひとつが難しい。今月のカレンダーにも書いてあったが、自然にこぼれるような状態にはなっておらず、信心が足らないのであるが、まあ、オレがあれこれやったところで所詮自力であって、すべて阿弥陀様にお任せするべきだろう、とか思っていた。
阿弥陀様はオレみたいなアホも必ず救ってくださるということだけはわかる。
おわり