情けは人のためならずというのは、「情けというのは他人のためではなく自分のためになるんだよ」という意味だけれども、最近は逆の意味になってきている感じがするんだよね。
オレはさ、別に善人ですらないけど、自分でできる範囲なら困っている人の力になりたい、とか思っているわけさ。
でさ、以前スーパーで車椅子で買物をしているオジサンがいて、なんか片手で買い物かごを目の前に載せて、もう一方の片手で一生懸命に漕いでたから、なんか力になりたいと思ったんだな。周りの人も見て見ぬふり?してるしさ。で、オジサンのプライドとかも傷つけないように、「おじさん、なにか手伝えることある?」と聞いたんだな。
そしたら怒った感じで「いえ、けっこうです」と返ってきた。オジサンのプライドを傷つけたかも知れないなぁ。
色んな人がいるんだよなぁ。
手伝おうとすると怒る人もいるし。ありがとう、でも大丈夫だよ。という人もいるし。逆に自分では何もしようとしないで最初から人に頼む人もいるし。それで「みんな冷たい」とか行って逆ギレしている人もいるし。
こういうことを考えるから、いいこともできなくなるね。それ、そもそも自己満足かも知れないしね。
オレ、悲しいんだけれどもさ、最近こんな世の中になったじゃん。親切にしたりしようとすると、逆に怪しまれるわけだ。特におっさんはね。
で、おっさんのオレがたまに思うことがあるよ。
「女子ども年寄り貧乏人には関わらないほうがいい」
特に女性と子供には関わらないほうが安全な世の中になってきたね。
なんでこうなったんだろうね。
おわり