車の修理には一ヶ月くらいかかるらしく、思ったより長期戦となる様子。
故障した日から、父親に車を借りて難を逃れていたが、3日ほどで返却することになった。代車は月曜日にしか用意されないため、この三日間ほどは車なしの生活となります。実家に車を返したあと、歩いて与那原まで帰ることになりました。
玉城の喜良原というところから、大里を通って与那原に帰ります。距離は10キロくらいだよ。ここは、大城というところ。むかし子供が車にひかれた事故があって、追悼も込めて、部落の入り口に大きなシーサーが建立されました。守り神だね。
これが、バナナの花と実だよ。こうやって生るんだね。
この、正直言って気持ち悪い感じのものは、ドラゴンフルーツの実です。これが大きくなって色づいてから出荷になります。味はおいしいんだよ。
これは、オクラの花です。
稲福というところ。これは、むかし沖縄ではよく見かけた、不発弾の鐘だよ。
戦争の爪痕がまだ残っているんだね。検索して調べたんだけど、終戦直後、アメリカ兵は女性を強姦するために夜な夜な襲ってきたそうな。それで、アメリカ兵が見えると、見張りの人がこの鐘を打ち鳴らしたのだそうな。むかしの沖縄の人のアメリカ嫌いは根深い。お年寄りは戦争のことを多くは語らない。
時が過ぎ、また戦争は繰り返される。
かわいいハイビスカスの花。3つキレイにならんでいるね。
かなり歩いて、与那原まで来ました。ここは古くからある飲み屋街。このヤギ料理店。すごいいい味出しているけど、現役です。まるで廃墟。
涼しい海風が吹いてきます。10キロを2時間半ほどで歩き抜けました。
車だったら15分。ほんとに車ってありがたいね。
大城の豊年祭。そう!これこそ沖縄っぽい。
オレが言うところの「沖縄らしい」はこういった風景のようである。
おわり