今日は、仕事が終わってから、彼女の家に行った。お笑いのテレビを2時間見ていたよ。昭和と平成の漫才師を紹介する番組であったが、オレは映像作品自体を見ることが少ないとも言え、かなり大爆笑していたよ。面白いのは、彼女は勝手にスマホで韓流ドラマを見ていたことだ。
オレには、よくわからない感覚だが、彼女はドラマ中毒?であり、朝から晩までドラマを見ていて飽きない人のようである。
たぶん、心がタフなのか、刺激に対して麻痺していて、常に刺激を求め続けるタイプなのかも知れないし。ただ、あの集中力は正直言ってうらやましいところがあるよ。オレとか、同じ作業は10分単位で飽きるからね(汗)
オレにはわかないが。けど、ただ流れるように見るだけではなく、見た作品を自分なりに消化して、知識やノウハウとして吸収するのなら、見ても良いかも知れない。とか思った(とかいう発想をしている時点で「楽しめない人」なんだろうなあ。とも思うし、あ~だこ~だと「自分のアタマで考える」こと自体が楽しいとも言える。
で、オレも、家に帰ってから上記の作品を見てみた。
オレは、フィクションとかに弱い人で、見ているとすぐに泣く(フィクションなれしていないのだろう)ウソ話なのがわかっているのにも関わらず。
が、見ただけではもったいないので、感想をブログに書いてみることにする。
「ガンダム」とかといってバカにするなかれ。ガンダムは大変に良く出来た物語であり、何十年も続いていることがそれを証明していると思う。
オレも、ガンダム自体に詳しくはないし、大して思い入れもないとは思うが、記述していこうと思う。
物語に出てくる、ザビ家の兄弟。
まあ、フィクションだけあって、キャラクターの色分けがはっきりとされているが、オレのパーソナリティーは、おそらく、ギレン氏とドズル氏の中間であり、「人道をいかに冷静にやるか」というのがオレの立ち位置なのだな。と、この作品を見ていて思った。
ドズル氏も中間管理職的な立場であり、ランバ・ラル氏はもっと感情的である(正義を貫くが故である)
が、世の中は、正義を貫くことは「容易で幼稚」という側面も持っているものだと、オレは思う(そういう年なのかな)
ドズル氏に共感を示しつつも、ギレン氏に近いのがオレの、現在の立場なのかな。とか、客観的に思った。綺麗事だけでは、「最善」を達成できないのは十分認識しているつもりだ。
ザビ家4兄弟のなかでも、ガルマ氏がおこちゃまなのは、描かれているとおりだと思ったところもある。それは、おれが「おっさん」だからだとも思う。
ジオン・ズム・ダイクンさんの意思をザビ家が乗っ取ったことになっているんだけれども、理想を実現するためには残念ながら「力」が必要な側面もあると思うので、一概にザビ家の人々が悪者。という単純な構図にしていないのが、とても良くできた物語だと思う。例えばギレン氏もランバ・ラル氏も「軍人」という殺人を生業としている点では同じであり、殺人に良いも悪いも無いのではないか?という視点で見てみると、上記の感想も出て仕方ないのかなぁ。とは思う。どちらかというと、コロニー落としとか発案するギレン氏のほうが現実に近い気もする。結局、日本だって原爆落とすまで降参しなかったんだから。なら、最初に原爆落とそう。という発想をする人がいても不思議ではない。ギレン氏も早くダメージを与えて降参させたほうが全体としてのダメージも少ない。とか思ったかも知れないし(いや、だからフィクションなんだってば)
みていると、「みんな善人でもあり悪人でもある」という人間の悲しい性がよくわかって、フィクションではあるものの現実の世界とそんなに変わりもないのかなぁ、とか思った。
逆に、水戸黄門とか、子供が見るヒーロー物とかは現実とはかけ離れているだろうねぇ。単純で痛快で、見ていて「スカッ」とするのもフィクションの醍醐味かもしれないしねぇ。
ガンダムを見た感想は、以上です。
オレが見た番組の予告編だよ。
おわり