今から仕事ですね。
なんとなく、答えはわかっているのだ。
様々な自分の感情(煩悩)が湧いて出てくるのだが、阿弥陀様はそのような「煩悩」の塊のような「私」を救ってくださるのであろうと。
煩悩のない人は、もはや仏であり、阿弥陀様の救済対象にならないのだ。
阿弥陀様は、煩悩をなくしなさい、とも言っていない。ただ、ひたすら「お前のようなヤツこそ救う」と呼びかけ続けてくださっている。つまり、オレはオレのままで良いと言ってくださっているのだ。
今月の標語にもあるけど、「自己」というものが見えてくる。煩悩まみれのどうしようもないヤツだが、まあ、かわいいやつでもある。阿弥陀様に見守っていただきながら、少しでも世のため人のために動かしてやれば、少しはマシになると思う。
ただ、もう一度になるのかもしれないけど、阿弥陀様は「欠点だらけ」だからオレも救ってくださるそうである。オレがいい子にしてるからではないのである。なんと、優しい仏様だろう。
こういうのを難しい言葉でいうと「悪人正機」というらしい。
おわり