いま、こういう本を読んでいる。
オレは人間とはどういう生き物なのか、を考え続けてきたと言えるが、そのヒントになる本だ。まあ、読んでいて面白い。いろいろと書かれていて、とてもためになる。とても面白い。こういうのを読むので、ますます世間の商業主義に引っかからなくなってくる。なるほどね、わたしたちはどうやら小賢しい商売人の誘導に乗せられているようであるし、「オレが勝ちたいなら」そういう知恵を駆使したほうがよさそうだ。
オレはこういうのに興味を持って読んだりする人なんだけれども、まあ仕事も手堅く、ほとんど外したこともすることなく(酒を飲むと別)、極めて有利に人生を進めているのだが、本音を言うと、
「自分のアタマでは考えずに、阿弥陀様の言うとおりに」
生きたほうが幸せだと思う。
自分ごときのせいぜい賢い?アタマで考えて行動するだけ、ろくなことにならないのではないか。と思う。
テレビとかを見てると、朝から晩まで有識者というか賢い人達が出てきて、いろんなことを言っているが、アタマのいい人信仰をやめて仏様なり神様なり、人間でないものの言うことに従ったほうが、よりよい社会になると思う。
言っていることと、読書したりとか、やっていることが違うと言われることは承知だが、
「人間はバカな方がいい」と思う。
言い方が悪い。
「心がきれいな方がいいと思う」
そして、知識を持ち考えれば考えるだけ「心が汚く」なっていくとも思う。
オレは青梅の山奥から一生出ないで生きている女性を見たことがある。残念ながら社会生活能力はなかったが、これほど純粋な人をみたのも初めてで、ある一種の感動を覚えた。
この汚らしい娑婆を生き抜くために、オレたちはますます自らを悪に染めていくのだ。
きょうのうた
おわり