さて、やりたいようにやった30代が終わり、40代になった。
20代の頃は遊びたくて仕方がなかった。オタク的な趣味を見つけては、一通りかじった。アニメ、カメラ、電車、バスとかである。小さな行動力を駆使して、実際にいろいろやった。秋葉原にも実際、短い時期だが、通った。楽しかったと思う。
30代に入ると、徐々に遊びに対する欲求が減少し、オタク的な趣味にも力が入らなくなった。今さらカッコイイタイプの趣味を始めることもなく、散歩が趣味という、じじくさい人になった。
もともとのパワーが少ないのか面倒くさがりなのか知らんが、
仕事ぐらいしかなくなった。
食への関心ぐらいしかないが、別にグルメでもない。おなかに入れれば、だいたい何でも同じである。
たまに考える。
オレだけなのだろうか、と。
みんな同じようなものだろうが、聞かれたらまあ、一応話題として好きなことを答えたりしている。例えば、これがみんなに受けのいいような趣味だったら言う。けど、あまり受けの良くない趣味とかだったら言わないのではないだろうか。
スーモの人形を集めるのが好きとか、おっさんが言えないよなぁ。
よって、政治宗教カネ女オタクネタなどの話題を避けると、結局どーでもいいような話題しか残らない。
食い物の話が一番無難なのである。