オレは1975年生まれの、いわゆる氷河期世代である。
とにかく、この人生、同じ氷河期製の皆様同様、不遇に満ちていたのかもしれない。オレは、ありがたいことに、大学に行かせてもらえたが、その当時、大卒の就職戦線も、ほぼ壊滅に近い状態だったのを覚えている。オレは、全国で県民所得の最も低い地方に在住していたので、その煽りを強烈に受けたものである。
自分は、どうにか拾った運で、その逆境を乗り越えることができたが、その荒波に飲み込まれてしまった友人もいた。
わかる、わかるよ。
いいことなかった。俺らの年代。氷河期世代。
オレも、細々と職にありつき、自分なりの幸せを構築しているところだ。君たち、氷河期世代と同じように。
氷河期世代の同士のみんな、元気か?
君たちに、話したいんだ。今の世の中、オレたち氷河期世代を含む、若者が割を食っていると思わないか?
当たり前だよ。人口ボリュームが厚い団塊の世代は政治に関心があって、ちゃんと投票に行って、政治家に意見するんだから。どうりで、自分たちの有利な世の中を展開できるはずだよ。
氷河期世代の諸君、君たちは、団塊の世代の策略に、まんまとハマってしまったんだよ。
俺達の親である団塊の世代は、「政治と宗教には近づくな」と君たちに教え込んだと思う。なぜだと思う?
「政治と宗教」それが、世の中を動かす力の源泉だからだ。
団塊の世代は、そのことを見抜いていた、将来のことまで考え抜いて、若い世代を踏み台にして、自分は逃げ切ろうと考えた。
そして、自分の子供たちを、「世の中の本質」から、すなわち「力の源泉」から遠ざけようと、画策した(無意識が大部分だっただろうと思う)
その結果が、今の現状である。
まんまと、団塊の世代の策略にハマったのだ。
少なくとも、ウチラの世代より、団塊世代は賢いといえるだろう。ものすごく。自分たちは安全な位置にいて、綺麗事を言いながら、俺達の世代を食い物にしながら、死ぬまでのうのうとすごすのだ。
団塊の世代亡き後、ガタガタになった日本経済と、廃墟になった元先進国が残されるのだ。
話の本質はここからにある。
団塊の世代の去った後、人口ボリュームが一番厚いのは、私達、苦渋を舐めてきた「氷河期世代」だ。
団塊の世代が、投票所に行けなくなったら、この世の中を牛耳るのは、私達「氷河期世代」だ。ちゃんと、氷河期世代が、「政治」に関心を持てば。団塊の世代が、自分の世代の逃げ切りのために「無関心」にそだてあげたけれどもな。段階の連中は「頭がいいよ」
そして、氷河期世代のみんな、ようやく
「君たちの時代がやってくるのだ」
この国には膨大な借金が残された。それらを回収するのは、苦渋をなめ続けてきたオレたち氷河期世代になるだろう。
最後は、半ば命令口調になりますが、意味を強調するために、強めの表現で申し上げます。
「投票にいけ!」