Deracine shimaken!2

散歩とか食べ物の記事が多いブログです。日記みたいなものです。

大阪やくざ戦争 誤爆の代償

オレは、ライムスターが好きで、ライムスター宇多丸さんのラジオ、ウィークエンドシャッフルも良く聴く。

沖縄でも、前半の宇多丸さんによる映画批評を聴くことが出来る。

オレは映画を全く見ない人だが、聴いてると、「映画を見てみようかな」という気持ちになる。

それは、すごいことだと思う。映画が好きな人だけが集まって、あーだこーだと言っているだけではない。日頃、映画に関心のない人に、「映画を見に行ってみようかな」と思わせてくれるのだ。

それは、すごいことだと思うのだ。

宇多丸、いかすぜ!

 

素敵だと思ったので、オレも真似して映画批評をしてみる。

その映画は、「関西やくざ戦争 誤爆の代償」という名前の映画(vシネマ)だ。

いきなりマニアックで難易度が高い。映画をほとんど見たことがない中年が、レビューするのも面白いだろうと思い、批評を書いてみる。

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この映画は、やくざの抗争に巻き込まれるシャブ中の末端組員が主人公である。

いい味出している。目が血走っている。ホントに薬中みたいだ。

オレは、斉藤洋介という役者が好きであり、ホントにどうしようもない悪党として出演する。

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本当の悪党として、いい味を出しすぎている。本当の悪党というものは、こういうものだろう、という実例を見せてくれる。

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でも、こんなどうしようもないやくざ社会でも、人情のあるやくざもいる。水上竜士さんである。

かなしみ、苦しみ、苦しみの上に断絶する優しい恋人も出てくる(嘉門洋子さん)

この映画、文部省の指定にして欲しいような内容だ。

覚醒剤というものが、どんなに恐ろしいものなのか。やくざ社会というものが、どんなに非情なものなのか。抗争というものがどんなにむなしく、意味のない非生産的な活動なのか。薬物というものが、心ある人を傷つけ、本人も、周りも悲惨な末路を辿ることになるなのかを、これでもかと見せつけてくれる、ある意味で素晴らしい映画だ。

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どっかで100円ででも借りて、見ていただけると幸いです。

中高生に見せると特にいいと思った。ぐれている学生(ヤンキー)には特に見せた方がいいと思った。

 

自分は、いい映画だと思います。