オレは、こういう老人だらけの日常を過ごしているんだけど、長くいるとわかることがあるのだ。
俺らの仕事は、ご飯を食べようとしない老人に、様々な工夫をして食事を食べさせ、それでも食べられない老人には胃に栄養を流し込み、痰が自分で出しきれない老人の痰を掃除機で掃除して呼吸できるようにしているわけだが・・・
つまり、いえることは「死のうとしている人を無理やり生かしている」ということである。(この言葉に問題があるととらえる人もいるだろうし、そうだなぁと納得する人もいる。だいたいは現実を知らない人は拒否感を示すことが多いと思う。「人の命」だけに)
オレがこういう現場にいてずいぶん長いが、人間というのは「お迎えがくる」ものなのである。それに抗うのが「医療」というものである。つまり、「医療」というものは「自然」ではない。
自然に従って生きるのも人生だと思うし
自然に抗って「医療」の力でも何でも使って生きるのも人生である
あなたはどっちのほうが幸せですか?
自分の問題、家族の問題として早めに考えても損しないよ。「人の命」とはどういうものなのかを「深く」考えるのもいいのではないか、と「わたしは」思います。
そういえば、ワイドナショーでまっちゃんが発言して物議をかもしているみたいだね。みんな、「命」の話題には敏感なんだよね。
おわり