昨日は友人が泊まりに来た。友人が別の友人に電話をかけて、何年ぶりかの会話もした。
オレが作ったカレーとサラダを食べて、友人と語り合った。まあ、正直に行って友人の愚痴であったとおもうが、このオレも含め50代に差し掛かろうとする中年男性の悲哀みたいなものを感じた。
女性もそうだろうとは思うが、若いうちはモラトリアム期間であり、男女ともに大目に見てもらえる。だが、人々というのは基本的に老人に厳しい感情をいだきやすいのも事実なのだ。であるから、老人に差し掛かる前には、人徳とか財産とか、持っていたほうが幸せに過ごせそうなのは確かだろうと思う。
それか、自分の発想を入れ替えるかだ。
人間に準拠して生きてくると、人生の斜陽期につらいのである。
人生の斜陽期には、人間を超えた何か、がいると心強いと思われる。
目汁鼻汁の老人に、肯定の心で接し、いつまでもそばにいてくれる。
人に迷惑をかけることしか出来ない。生きていても迷惑になる自分をあたたかく見守ってくれる存在。
おそらく、それは、人間ではない。
「人間を救うのは人間ではない」
おわり