彼女がソファが欲しいらしく、一緒にニトリに見に行った。写真のソファが約2万円。
彼女は何も言わなかったが、オレから喜んで1万円出してあげた。
彼女が貧乏なのを知っているからだ。
オレの彼女は金銭感覚が甘いため、まあ、これくらいならいいだろう。と、出してあげた。可愛いからね。
ちゃんと、オレが日頃せこいのはなぜなのかは話しておいた(本当に必要な時に躊躇なくカネを出すためである)
オレは女性研究に長けており(若い頃から女性に囲まれて育ってきたため)だいたいは、女性にもモテることの逆をやる。そうすると、だいたいはいい人に当たる。
オレのそのような態度とファッションなどに今の彼女は躊躇しなかったので、オレから告白して今の彼女になったのだ。どうりで変わっているわけだ。それはオレが望んだ結果なのである。
オレが公務員だったとき、キラキラとした目でオレを見ていた女の子たちの目を忘れない。羨望の眼差しの裏にある、どす黒い汚らしい目の色を。そして、そういう目をしていない、澄んでいて、それで冷めているような目をした人をまさに選んだのであった。
オレにとってはとてもカワイイ人である。
ワガママすぎて笑うが、芯が通っており、好感は持てる。
おわり