今日の休みはまずは、父親を迎えに行って母親のところに行った。
母親は昨日から抗がん剤の治療を受け始めていた。
電話したが、声がかすれていた。
今は、コロナのため病院には家族も入れない状態になっていた。
母は花が好きだったので、花を買っていったが持ち込みは断られた。
一階で洗濯物を受け取った。
彼女は長い間恥ずかしがって、オレの親にあったことは一回しかなかったが、「会いに行く」とのことだったので、ちょっと残念だ(アイパッドをつかって、玄関と病室でリモート面会はできるそうである)
これは、家族にも言えることで、オレも母と会うことはできないのだろうと思った。一昨日のムンテラのあとで、母親は弟に墓を探すように依頼した。肝は座っている。
凛としていた。
オレらの家族はいい意味でも悪い意味でも、現実的な家族ではあるのだ。
何事も淡々と進むような予感もしていた。
おわり