今日は休みだたったが、目標として筋トレと読書を上げていた。一応、目標を書くと努力する人ではあるので、本を2冊読んだ。読むだけではダメなので、感想を述べてみようと思う。
これ、前読んだ社員心得帖よりためになった。
会社は社会の公器という考え方がやっぱり素晴らしいと思うし、たしかにそのような会社が存続してほしいと思う。わたしは特に雇われ人なのだが、別に経営者じゃなくても、誰が読んでも役に立つ本だと思う。わたしたちも一人ひとり、自分を経営しているわけですしね。なんというか、奇をてらったことは書かれておらず、極めてまっとう。こういうのを常識というのだろうか。オレもそうだけど、若い頃は特に勘違いするんだよね。つまり、偏っている。ところが、この本は面白いことも書いていないが、偏っていない。やっぱり、真面目が一番ですね。
群ようこさんの本はエッセイが多く、カッコつけていないのが良くて読んでいるが、これは小説。読みやすくて一気に全部読んだ。登場人物で共感できたのは、食堂の経営者であり、空手をやっていた主人公(女性)のみで、そこにあとからついてくる女性二人が、めちゃくちゃお花畑の甘えん坊で、読んでいて少し腹がたった(フィクションなのに)世の中に、こんな「私を引っ張っていってくれる素敵な人」が現れるという都合が良いストーリーに少し辟易した。
現実にそんな人はいません。
今日読んだ2冊は、はっきり別れた。前者が現実。後者は夢。
ただ、フィクションは現実ではないことが起こるからフィクションなのであって、それに腹をたてるのもおかしい話だ。夢見たい人には向いているんだろうと思う。
おわり