今日はお休みだけれども、とりあえず風呂に入って外に出ることにした。
やりたいことが特にない。欲しい物も特にない。
オレが行ったのはお寺だった。
大きな金仏壇の前でお念仏する。
お念仏していると、お坊さまが出てきた。オレは、お仏壇の前の段の上に正座してお念仏していたのだけれども、更に下の段に下がってください。と言われた。知らなかった。
次からは、更に下の段の床で正座してお念仏しよう。
お坊さまは、オレ一人のために、電気をつけてくださった。そして、「どうぞ、ごゆっくりしていってください」と声をかけてくださった。
ありがたい。
オレは、写真で見たことがある。このお坊様は「輪番」と言って、沖縄で一番えらいお坊様だ。申し訳ございません。
阿弥陀様は「立っている」オレは座っているのに、仏様が立っているのである。それはオレが転びそうになっても、すぐに救えるようにするため、夜も寝ないでずっと立っているのである。世の中には、座って目をつぶっている座っている仏様や、中には寝そべっている仏様もいるのにも関わらずである。オレは、阿弥陀様が大好きで仕方がない。
帰りにビッグに行く。今日はお客様感謝デーなので５％引きだ。今日、お米を買おうと決めていた。
もう、家に帰ってきた。
オレは思うのだが、お寺に行って阿弥陀様にお念仏するのは、例えば旅行に行ったり、カラオケに行ったりするより勝ると考えているのだ。旅行に行ったり、美味しいものを食べたりするのは所詮「自分の欲望にエサをやっている」だけであり、お念仏に劣る。と考えているのだ。
オレは、むしろ、この寂しいワンルームにお仏壇をお迎えするほうが、オレの精神の幸福上、もっとも良い答えなのではないか。とか、考えていた。
オレは、自分ひとりのことしか考えられない自己中心の人間なんだけれども（だからこそ阿弥陀様の救済対象になっている）、オレみたいな人が多数を占めると「経済が回らない」のではないだろうか。とか、思ったりもした。他の人のことはよくわからないんだけれども（自己中心だから）
おわり
